日本中央アジア学会
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バイラム・バルジ氏特別講演会

去る3月25日に、バイラム・バルジ氏の特別講演会が開催されました。講師のバイラム・バルジ氏は、イスタンブルに所在するフランス・アナトリア研究所の研究員として中央アジアおよびカフカース研究のプロジェクトを推進しており、現在はアゼルバイジャンのバクーを本拠として活動中の若手研究者です。著書には、Missinnaires de l'Islam en Asie centrale: Les ecole turques deFethullah Gulen (2003) などがあります。
  • 日時:平成17年3月25日(金)午後3:00〜4:30
  • 会場:東洋文庫 3F 講演室
  • 講師:バイラム・バルジ氏 Dr. Bayram BALCI
    フランス・アナトリア研究所研究員
    Institut Francais d'Etudes Anatoliennes (IFEA)
  • 演題:
    Between da'wa and mission : the Turkish religious activities in Central Asia
    and the Caucasus".

北海道中央ユーラシア研究会第42回例会

去る3月26日、北海道中央ユーラシア研究会の第42回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:3月26日(土)15:00〜
  • 場所:北海道大学スラブ研究センター4階小会議室(420室)
  • 報告者:黒田賢治 北海道大学文学部学生
  • 論題:国境を越えるイスラーム:近代・前近代のシーア派ウラマーの活動を事例に

第3回中央アジア古文書研究セミナーのご案内

下記の要領で、科学研究費補助金による「中央アジアにおけるムスリム・コミュニティーの成立と変容に関する歴史学的研究」の一環として、本年度も「中央アジア古文書研究セミナー」を開催いたしまします。興味をお持ちの皆様には、ふるってご参加いただきたくご案内申し上げます。
  • 日時:2005 年3月23日(水) 14:00〜18:00、3月24日(木) 10:30〜15:30
  • 場所:京都外国語大学、国際交流会館4階会議室
【プログラム】
  • 3/23(水) <研究報告と古文書講読>
    • 14:00-14:15 中央アジア古文書研究セミナーについて(堀川徹)
    • 14:15-15:45 研究報告(磯貝健一)「中央アジア各種契約文書の持つ機能の問題:権利放棄文書と合法売買文書のケース」
    • 16:00-17:30 古文書講読(磯貝健一/矢島洋一)「中央アジアの売買文書:地域と時代を比較して」
    • 17:30-18:00 質疑応答
  • 3/24(木) <古文書講読>
    • 10:30-12:00 「中央アジアのファトワー文書(1)」(磯貝健一/矢島洋一)
    • 13:00-14:30 「中央アジアのファトワー文書(2)」(磯貝健一/矢島洋一)
    • 14:30-15:30 質疑応答と総合討議(堀川徹)
【内容説明】
研究報告:各種契約文書のテキストから、個々の契約の背景にある当事者の意図を読み取ることは困難である。しかしながら、これら契約文書を他種の法廷文書とつきあわせることにより、当事者の具体的な意図をかなりの確度をもって推定することが可能な場合もある。本報告では、これらの文書に記載された契約を通じて当事者が何を目指していたのかを、具体的に推定してゆく。
古文書講読:1日目は、売買文書を取りあげ、地域的にはウズベク3ハーン国全ての文書を、時代的には、伝統的な書式のものとロシア直轄統治期のものを比較しながら読み進める。2日目は、昨年も扱ったファトワー文書を今年も引き続き講読する。
【参加について】
参加を希望される方(参加資格は一切問いません)は、資料送付先を明記の上、電子メールまたは郵便にて下記までご連絡願います。前もって、講読で使用する資料をお送り致します。また、必要な方には旅費を用意します(大学院生歓迎)ので、希望される方は併せてご連絡願います。
尚、事務手続きの関係上、参加の受付は2月24日(木)をもって締め切らせていただきます。
【連絡先】
  • 京都外国語大学 国際言語平和研究所 堀川 徹
  • 〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
  • Tel. 075-322-6055  075-322-6012(総務部 日曜日用)
  • メールアドレス:
  • 迷惑メール防止のため、サイト上ではアドレスをgif画像にしています。メール送信の際は手入力でお願いいたします。

北海道中央ユーラシア研究会第41回例会

去る2月14日、北海道中央ユーラシア研究会の第41回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2月14日(月)16:00-18:00
  • 場所:北海道大学スラブ研究センター4階小会議室(420室)
  • 発表者:前田弘毅(北海道大学スラブ研究センター)
  • 論題:「異人」の諸相:ペルシア語史料とグルジア語史料の間にみえるもの

東洋文庫特別講演会

早くも来年の予定ですが、一月に下記の通り、ウズベキスタン東洋学研究所のお二人による講演会が開かれます。どうぞふるってご出席下さいますようご案内申しあげます。(東京大学 小松久男)
  • 日時:平成17年1月14日(金) 午後2時−5時
  • 会場:東洋文庫(JR山手線駒込駅徒歩10分)3階 講演室
  • 住所:〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21(TEL: 03-3942-0121)
  • 交通:JR山手線および営団地下鉄南北線駒込駅、または都営地下鉄三田線千石駅より徒歩8分
【演題・講師】
  • N. トショフ (ウズベキスタン共和国科学アカデミー東洋学研究所下級研究員):「ヒヴァ・ハーン国の奴隷制度に関する文書史料」
  • S. グラーモフ (ウズベキスタン共和国科学アカデミー東洋学研究所下級研究員):「ハーンの印章を持つ勅書の一タイプについて」
*講演はロシア語(日本語通訳付)で行われます。
*司会:三浦徹お茶の水女子大学教授、通訳:磯貝健一京都外国語大学研究員)


「近現代中央アジアにおける民族の創成」第3回研究会

師走に入ってますます忙しくされていることと思います。さて、東洋文庫の「近現代中央アジアにおける民族の創成」研究班では、中央アジア研究会との合同で、下記のとおり、今年最後の研究会を開催することになりました。極東とアルメニア、ユーラシアの東西を扱う報告が並びます。皆様ふるってご参加下さいますようご案内申し上げます。なお、終了後に忘年会を兼ねた懇親会を予定しています。
  • 日時:2004年12月18日(土)午後1時半〜5時
  • 場所:東京大学本郷キャンパス法文2号館217教室
【報告者および題目】
  1. ラリサ・オスマノヴァ(島根県立大学大学院北東アジア研究科博士後期課程)
    「東アジアにおけるトルコ・タタール移民の歴史的変遷」
  2. 吉村貴之(日本学術振興会特別研究員)
    「現代アルメニア社会の成立期における知識人と意識〜領域論の観点から」

東洋文庫講演会のお知らせ

このたび、カザフスタンよりお二人の中央アジア史研究者が御来日されるのを機会に、中央アジア史に関する講演会を開催することとなりました。ふるって御参加いただければ幸いに存じます。よろしくお願い申し上げます。(中央大学 新免康)
  • 日時: 2004年12月16日(木) 午後2時〜5時
  • 会場:(財)東洋文庫 3F講演室
  • 住所:〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21(TEL: 03-3942-0121)
【講演】(英語)
  • ティムル・ベイセンビエフ Timur Beisembiev
    (カザフスタン共和国科学アカデミー東洋学研究所)
    The Chaghatay Turkic Language and Its Role in the Cultural History of Eurasia
  • アブレト・カマロフ Ablet Kamalov
    (カザフスタン共和国科学アカデミー東洋学研究所ウイグル研究センター)
    Uyghurs as a Central Asian Commonality: Soviet Historiography on Uyghurs
  • 司会:小松久男(東京大学教授)

国際ワークショップ「18〜20世紀新疆史関連資料の諸相」  International Workshop on Xinjiang Historical Sources

去る12月の12日から14日にかけて、国際ワークショップ「18〜20世紀新疆史関連資料の諸相」(International Workshop on Xinjiang Historical Sources)が開催されました。国内外の研究者により最新の研究成果が発表され、活発な討論が行われました。プログラム、発表者等はこちらをご覧ください。公式サイトはこちらです。
  • 日時:2004年12月12日(日)〜14日(火)
  • 場所:神奈川県箱根町
  • 会場:松坂屋本店

北海道中央ユーラシア研究会第40回例会

12月4日に、北海道中央ユーラシア研究会の第40回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年12月4日(土)15:00〜
  • 場所:北海道大学スラブ研究センター420小会議室
【報告者および題目】
  1. 松田剛将 (北海道大学文学研究科スラブ社会文化論修士課程 )
    「グルジアにおける分離主義勢力 」
  2. 濱口史彦(北海道大学文学研究科スラブ社会文化論修士課程 )
    「中国・新疆ウイグル自治区における『反分裂主義闘争』―90年代以降の動向を中心に」

北海道中央ユーラシア研究会第39回例会

11月13日に、北海道中央ユーラシア研究会の第39回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年11月13日午後3時から
  • 場所:スラブ研究センター420室
  • 発表者:井上 岳彦(北海道大学大学院文学研究科スラブ社会文化論修士課程)
  • 論題: 「帝政ロシアとカルムィク人」(修士論文執筆状況他)

第4回国際シンポジウム北東アジアにおけるトランスナショナル・コミュニティとアイデンティティ化

  • 日時:2004年11月6日(土)13:00-17:30
  • 場所:明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー14階 1144教室
  • 主催:日本学術振興会科学研究費補助金・基盤(A)プロジェクト「不平等条約体制下、東アジアにおける外国人の法的地位に関する事例研究」(代表:貴志俊彦)
【プログラム】
  • 総合司会:貴志俊彦(島根県立大学)
    シンポ趣旨説明「北東アジアにおけるトランスナショナル・コミュニティをめぐる歴史と現状」
  • 第一部 戦前の移民コミュニティをめぐる実相
    1. 潘光(上海社会科学院欧亜研究所)
      「中国のユダヤ人移民三大グループの国籍と法律問題」
    2. オスマノヴァ・ラリサ(島根県立大学大学院DC)
      「20世紀前半の東アジアにおけるトルコ・タタールの移民コミュニティ」
    3. コメンテーター:寺内威太郎(明治大学)
  • 第二部 戦後の移民コミュニティをめぐる実相
    1. 陳祖恩(上海社会科学院歴史研究所)
      「上海日本人居留民戦後移送政策の実情」
    2. 李愛俐娥(京都外国語大学)
      「沿海州における多文化・多国籍コリアンの現状」
    3. コメンテーター:孫安石(神奈川大学)

「近現代中央アジアにおける民族の創成」第2回研究会

下記の通り研究会を開催しますので、ふるってご参加下さい。なお、今回も東洋文庫の「中央アジアにおける民族の創成」研究プロジェクトとの共催となります。(プロジェクト代表 小松久男)
  • 日時:2004年11月6日(土)午後2時-5時
  • 場所:東京大学本郷キャンパス、法文1号館2階217番教室
【報告者および題目】
  • 清水由里子(中央大学大学院博士課程)
    「民族名称「ウイグル」と「ウイグル」民族史創出について−1930年代の知識人の言説を中心に」

北海道中央ユーラシア研究会第38回例会

10月2日に、北海道中央ユーラシア研究会の第38回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:10月2日(土) 15時〜
  • 場所:スラブ研究センター420室
  • 発表者:淵ノ上英樹 (アジア独立経済研究所 [福岡])
  • 論題:「アフガニスタン復興:アムダリアの経済政策」

北海道中央ユーラシア研究会第37回例会

9月4日に、北海道中央ユーラシア研究会の第37回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年9月4日15:00〜
  • 発表者:長縄 宣博 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
  • 論題:カザンの休日:1905年革命後のムスリム社会と市会

「近現代中央アジアにおける民族の創成」第1回研究会

財団法人東洋文庫では、昨年度より「近現代中央アジアにおける民族の創成」と題する小さな研究プロジェクトを立ち上げました。この研究活動の一環として、これから年に数回の研究会を開催する予定です。このたび、その最初の研究会を下記のとおり開催することになりましたので、ご案内申しあげます。皆さまふるってご参加ください。なお、この研究会は、中央アジア研究会との共催で開催します。(プロジェクト代表 小松久男)
  • 日時:2004年7月10日(土)午後2時-5時
  • 場所:東京大学本郷キャンパス・法文1号館2階217番教室
【報告者および題目】
  • 趣旨説明:小松久男(東洋文庫兼任研究員)
  • 研究報告:長縄宣博(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
    「ロシアにおけるムスリム共同体の構築:オレンブルグ・ムスリム聖職者協議会管区内のマハッラ(19世紀末〜20世紀初頭)」

北海道中央ユーラシア研究会第36回例会

7月3日に、北海道中央ユーラシア研究会の第36回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 期日:2004年7月3日(土)15時から
  • 場所:北海道大学スラブ研究センター420室
  • 発表者:須田 将(北海道大学大学院文学研究科博士後期課程)
  • 論題:「市民」たちの管理と自発的服従――ウズベキスタンのマハッラ――

防衛研究所ユーラシア研究会「タジキスタン内戦と戦後復興」

  • 日時:2004年6月10日(木) 14時〜17時
  • 会場:防衛庁防衛研究所 本館2階 特別会議室(大)
  • 報告者:メフラリ・トシムハンマドフ(在タジキスタン日本大使館・政治アドバイザー)
  • 【略歴】1955年生まれ(タジク共和国山岳バタフシャン出身)。タジク共和国共産党機関勤務の後、ロシア連邦経営アカデミーを修了。博士号取得(1992年)。国連タジキスタン技術ミッション調査員(1993〜94年)、国連タジキスタン監視団(UNMOT)調査員、政務文書官(1994〜2000年)、国連タジキスタン平和構築事務所(UNTOP)政務研究員(2000〜2002年)を歴任の後、現職。

北海道中央ユーラシア研究会第35回例会

6月5日に、北海道中央ユーラシア研究会の第35回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年6月5日15:30〜18:30(発表90分+休憩+質疑)
  • 場所:スラブ研究センター大会議室
  • 発表者:ザフラー・ターヘリー Zahra Taheri(東京外国語大学客員教授)
  • 通訳:森本一夫(北海道大学文学研究科)
  • 論題:楽園追放における女性についての歪曲された描写―『諸王への忠告』における女性論の一考察― Tasvir-e Vazheguneh-e Zan dar Hobut: Negahi beh Mabhathe SefateZanan dar Nasihat-ol-Moluk(ペルシア語)

北海道中央ユーラシア研究会第34回例会

5月8日に、北海道中央ユーラシア研究会の第34回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年5月8日(土)15時〜17時(予定)
  • 会場:北海道大学スラブ研究センター 4階小会議室(420号室)
  • 報告者:立花優(北海道大学大学院文学研究科スラブ社会文化論修士課程)
  • 題目:アゼルバイジャン国民議会に関する分析 −2000年実施の議会選挙を中心に−

北海道中央ユーラシア研究会第33回例会

4月3日に、北海道中央ユーラシア研究会の第33回例会が開催されました。詳しくは北海道中央ユーラシア研究会のホームページをご参照ください。
  • 日時:2004年4月3日(土)15時〜17時(予定)
  • 会場:北海道大学スラブ研究センター 4階小会議室(420号室)
  • 報告者:岡本 和也(北海道大学大学院文学研究科東洋史学修士課程)
  • 題目:13世紀後半におけるジョチ・ウルスとマムルーク朝の外交関係

第六回まつざきワークショップ

3月28日から30日にかけて、第6回まつざきワークショップが開催されました。詳しくはまつざきワークショップのページをご覧下さい。
  • 日時:2004年3月28日(日)〜30日(火)
  • 場所:伊豆松崎町
  • 会場:松崎町商工会会議室
  • 宿舎:海浜荘
       〒410-3624 静岡県賀茂郡松崎町江奈
       0558-42-0127
【発表者および題目】
  • ハミトジャン・ハムラエフ(カザフスタン科学アカデミー東洋学研究所)「中央アジアの新しい地政学的状況から見たウイグル・ファクター」
    *講演言語:ロシア語、通訳:岡奈津子(アジア経済研究所)
  • 秋山徹(北海道大学大学院修士課程)「遊牧民から農民へ−帝政期中央アジアにおける遊牧民定住化をめぐる一考察」
  • 湯浅剛(防衛庁防衛研究所)「ロシアの国境政策と中央アジア諸国」
  • 清水由里子(中央大学大学院博士課程)「新疆歴史関連資料 Musa Turkistani著 『Ulugh Turkistan Faja'esi』について」
  • 菊田悠(東京大学大学院博士課程)「ウズベキスタン、フェルガナ地方における今日のピール崇拝について」
  • 和崎聖日(京都大学大学院修士課程)「タシケントの『乞食』に関する人類学的研究−ポスト・ソビエト期における再イスラーム化と女性」
  • 日本中央アジア学会総会